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うなぎは食べてはいけないものなの?

土用の丑の日に、うなぎ絶滅が話題になったので…

「うなぎ絶滅しちゃうの?」という方は、「うなぎ 絶滅」と検索すれば沢山の記事が出てくるのでそれらを参考にしていただきたい。(騙された!という方はブラウザの戻るボタンを…)

今回は「うなぎが絶滅に近いからうなぎを土用の丑に食べるな!」という主張をしたいのではなく、うなぎ問題の背後に潜む「原因」について考えていくつもりだ。

まずは話を分かりやすくするために、中立派を除いて「うなぎを食べるな!」派と「うなぎ美味しい!」派に分ける。

「うなぎを食べるな!」派の主張は以下の通りだ。

・うなぎは絶滅危惧に瀕している



一方「うなぎ美味しい!」派の主張はというと…

・うなぎは絶滅危惧?なら味わって食べなきゃ!
・絶滅とか分からないけど、とりあえず売られているから買った。
・養殖って書いてあるし、養殖すればどうにかなるんじゃないの…?



これらに横たわっている「問題」は何なのだろうか。


大きなキーワードは「絶滅危惧に対する考えの相違」だ。

自然環境保全・生態系保全を専攻しているものにとって、絶滅というのは一つの大きなキーワードだ。

ある種が絶滅してしまうと何がいけないの?と思う人がいるかもしれない。

絶滅してしまうと、こんなことになってしまうのだ…

1、一度絶滅してしまうともうその種は戻ってこない

今回のうなぎの場合、もう二度とうなぎを食べることができなくなってしまう。


2、その種がいなくなってしまったことによる、他の種への影響は未知

「生態系ピラミッド」という言葉を聞いたことがあるかもしれない。

生態系というのは生物同士が互いに影響し合い、まるでピラミッドのようになっているというものだ。

このピラミッドを構成する種がどんどん消えていくと、いつの日か崩れ去ってしまうかもしれない…という考えだ。

このピラミッドの考えは異論があるかもしれないが、ここではあまり深く触れないでおく。

「うなぎを食べるな!」派はこれらのことを(特に1を)主張しているのだ。


一方「うなぎ美味しい!」派はどう考えているのだろうか。

憶測ではあるが

・そんなに専門的なことを言われてもよくわからない。売られているものを買っているだけ。
・そもそもそんな話知らない
・誰かが解決してくれるだろう

といった感じだろうか。

比較的楽観的に考えているように思われる。


「絶滅危惧に対する考えの相違」に潜む、もっと根本的なものは何なのだろうか。

私は

「知識」と「関心」だと考える。


絶滅問題を考える上で、ある程度の知識は不可欠だ。

また関心が低いと、目先のことしか考えず問題から逃げてしまうことになる。



もう一つ、うなぎ問題に横たわるキーワードとしてメディアの影響があると考える。

メディアは簡単にうなぎを規制しよう!と叫ぶわけにはいかない。

世の中にはうなぎで生計を立てている人がいることも忘れてはならない。

しかしながらマスメディア、特にテレビは最近は見る人が減ったとはいえ、それでも多くの人が毎日目にしている。

このメディアとうまく連携できれば、先ほど上げた「知識」の共有ができ、それによって「関心」も高まるのではないだろうか。




自分は以前にも書いたことがあるが、外来種問題を工学的手法で解決したいと考えて大学に入学した。

この外来種問題も今のところ有効な策がなく、「地道に駆除をする」あるいは「諦める」の二つの道しかないのが現状だ。

極論を振りかざすのも、中立の立場をとるのも簡単だが、実際に解決への道を示すのは大変だと感じる日々を過ごしている。

だが上で見たうなぎ問題の根底に潜む「知識」と「関心」と「メディアの影響」の3つは、この外来種問題にも適応できるように思える。

現状を把握しないと物事は始まらない。

一般の人はどれだけ外来種に対する「知識」を持っているのか、外来種問題に対しての「関心」度はどれくらいなのだろうか、「メディア」の外来種問題に対する報道はどのようになされているのか…



何かを議論するときに極論を振りかざす前に、一旦この3つのキーワードを頭に思い浮かべて、じっくり考えてみてはいかがだろうか。
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